ライオンはオスとメスで役割や特徴が違う!その生態に迫る

ライオンはオスとメスで体の大きさはもちろん、行動様式も大きく異なります。
これは群れ(プライド)で暮らす、ライオンならではの役割分担が大きな要因といえます。
また、群れでのライオンの生活は、人間社会にも通ずるものがあります。
そんなライオンについて、徹底的に深堀り解説しています。
ライオンの生態や特徴

ライオンはオスとメスで、大きさがかなり違います。
- ライオンの特徴
- 分類
- 哺乳類(ほにゅうるい)
- 大きさ(オス)
- 体長:170cm ~ 250cm
- 体重:150kg ~ 250kg
- 大きさ(メス)
- 体長:140cm ~ 175cm
- 体重:120kg ~ 180kg
- 子どもの数
- 1 ~ 6頭
- 子育ての期間
- 約2年
- 寿命
- 15年(飼育下では最高24年)
- 2歳になるまで80%が死亡する
ライオンはプライドという群れをなす
ライオンはネコ科ではめずらしく、群れを作ります。
これはライオンの大きな特徴の一つです。
平均的な群れの構成は、オス(1~3頭)を中心に、メス(1~4頭)と、それぞれの子ども(1~3頭)で、4~12頭前後で群れをなします。
ちなみに群れの中で、大人のオスは群れの王だけです。
ただし、群れの王といっても、兄弟などの複数頭で構成している場合もあります。
もちろん、群れに子どものオスはいます。
この群れを「プライド」といいます。
オスがこのプライドを守り、メスが狩りをして、暮らしています。
⇧目次に戻るライオンは一日のうち20時間休憩している
ライオンは一般的に夜行性で、日中にはめったに狩りをしません。
日中は草原の木陰や、木の上でゴロゴロして、暑さをしのぎます。

そして、ライオンは一日のうち20時間休憩しています。
また、肉食でノドがかわきやすく、水が近くにある地域に多くいます。(水場から8~15km以上、離れたところにいないのが普通)

ライオンの吠える声は8kmも届く
ライオンの吠える声は「8kmも届く」と言われています。

ちなみに生まれて間もない頃は、「ガオー」ではなく「ニャオー」という、かわいらしい吠え声です。
「ガオー」になるまでには、2年かかります。
⇧目次に戻るライオンは草が食べられない
ライオンは草を消化することができないため、食べることができません。
しかし、草には肉にはない栄養が多くふくまれており、これはライオンにとっても大切な栄養です。
大切な栄養といわれても、食べれないんじゃ・・
直接は無理じゃが、間接的には摂っておるぞ。
草食動物の内臓には、消化してドロドロになった草が入っています。
ライオンはこれを食べて必要な栄養を補っています。
⇧目次に戻るライオンはアフリカやインドに生息している
ライオンはアフリカだけでなく、インドにもいます。
インドにいるライオンは、インドライオン(アジアライオン)といい、絶滅危惧種に指定されています。
ちなみに、アフリカのライオンは、アフリカのサハラ砂漠より南の地域。
インドライオンは、インド北部のギル森林保護区に生息しています。
⇧目次に戻るライオンの狩りの方法

ライオンが狙うのは、アフリカスイギュウやヌー、シマウマやキリンなどの大型草食動物であったり、中形のインパラや小形のガゼル、イボイノシシなど様々です。
一般的に、狩りは早朝や夕方だけ行い、狩りの時間は1日2時間程度です。
そして、ライオンの狩りの方法は独特です。
- ライオンの狩りの方法
- 獲物を見つける
- 標的を定める
- 標的に向かい1頭のメスライオンが突進
- 標的が逃げた先に別のメスライオンが待ち伏せ
- 標的が逃げる
- 別のメスライオンが待ち伏せ
- 最後は、鋭いキバで喉元や首に噛みつき、息の根を止める
チームプレーで高度な狩りの方法ですが、それでも4回に1回くらいの割合でしか狩りは成功しません。
⇧目次に戻る狩りはメスの仕事でオスは群れの見張り役
狩りはメスの仕事で、オスは群れを守ります。
オスは体が大きいため、狩りに向いていない、ということもあります。
ちなみに食事の順番は、オスライオンが先です。
オスが先に食事を済ませ、メスや子どもたちが食事をしている間は、ハゲワシやハイエナなどから、獲物を横取りされないように見張ります。
⇧目次に戻るライオンは体力がない

体の大きいライオンですが、体重に占める心臓の重さは、他の動物に比べて小さいという特徴があります。
- 体重に占める心臓の重さ
- ハイエナ
- 約1%
- イヌ
- 約0.8%
- ライオン
- 約0.5%
ハイエナの半分です。
ライオンの平均時速は58km(瞬間最高時速は80km)ほどですが、持久力がありません。
そのため、チームプレーで狩りをします。
⇧目次に戻るライオンのメスは協力して子育てをする
ライオンの子育てには、興味深い行動が観察されます。
ライオンは群れをつくりますが、メスライオンは出産の際に一時的に群れから離れ、子ライオンが走れるくらいになったら群れに戻ってきます。
それは子ライオンが群れの移動についていけない、年上の他の子ライオンにちょっかいをだされ死んでしまうことがある、といったためです。
また、群れのメスがみんなで協力して子育てをする、という特徴もあります。
なんで?
簡単にいえば、種の繁栄のためじゃ。
ライオンの子どもは、ほかの子育て中のメスライオンからもミルクをもらいます。
このようにライオンのメスが協力して子育てするのは、種の繁栄のためです。
⇧目次に戻るライオンのオスは常に戦いを求められる

親が「おまえはもう3歳だから群れから出てけ」といってくるよ。
でも、姉なんて5歳なのに何も言われてない。
不公平だぁー。
お前はオスだからじゃの。
こんな親は嫌だぁ!
他の親がいい。
お前は何もわかっておらんの。
オスライオンは2~3歳くらいで、群れから追い出されます。
近親交配を避けるためです。
ちなみに群れの大きさが、その地域で適正な規模を超えると、メスライオンも2~3歳くらいで群れを追い出されることがあります。
⇧目次に戻るオスの「たてがみ」には様々な理由がある
オスはメスよりもずっと大形です。
また、オスにはたてがみが生えています。
ちなみに、たてがみのほかに、ヒジやカカト、それに腹面にも長い毛が発達しています。
なんで「たてがみ」なんて生えているの?
暑苦しそうなのに・・
生えるには生えるだけの理由があるのじゃ
- 「たてがみ」が生える説
- 首を攻撃から守る
- 体を大きく見せられる
- メスにモテる
これらは説です。
1と2は昔から言われていた説ですが、最近3の説が言われるようになりました。
ちなみに色にも意味があり、たてがみが黒ければ黒いほど、メスにモテると言われています。
たてがみの色が「テストステロン」という物質が出ると黒くなり、このテストステロンは、ほかのオスと戦って勝つと、たくさん体内に出ます。
要は、強いオスライオンであることの証明になる、ということです。
ただし、暑苦しいのは事実じゃ。
実際、気温と湿度が高いケニアのツァボ国立公園のオスライオンは、ハゲているという情報もある。
環境に適応したのかの~。
ライオンのオスは「のっとった群れの子ども」を殺す
群れの王(オスライオン、平均1~3頭)は、常に他のオスライオンから狙われています。
そして、もしも他のオスライオンに負けて、群れをのっとられた場合、群れの子供は殺されます。
なんて野蛮なんだぁ!
オスライオンのサガじゃ。
わしも若い頃は・・
新しい群れの王が、子どもを殺すには理由があります。
それは、子育て中のメスは子作りができないのですが、子どもがいなくなれば、子作りができるからです。
群れの子どもを殺して、自分の子どもを産ませようとするのです。
ちなみに、プライド(群れ)の中では、複数のオスがいても、メスを巡って争うということはありません。発情したメスと最初に出会ったオスに、交尾の権利が与えらています。
⇧目次に戻るライオンのオスは群れの王になるまで放浪して狩りをする
群れを離れたライオンは、放浪ライオンと呼ばれます。
放浪ライオンは1~数頭で行動し、群れの王になる機会を伺います。
ちなみに6~7歳くらいになると、群れの王になるチャレンジをし始めます。
群れの王になれなかった場合、放浪ライオンとして、一生を終えます。
ケガで弱ってる群れの王や、そもそも寿命で群れの王が死んで、メスだけの群れになっているところが狙い目じゃ。
⇧目次に戻る群れの王になっても戦いは続く
無事、群れの王になったとしても、安心はできません。
他のオスライオンから、群れや縄張りを守る戦いは一生続きます。
戦いに敗れれば、放浪ライオンに戻ります。

群れの王でいられる期間は、18ヶ月と短いこともあれば、10年と長い場合もあります。
ただ、大体2~3年と言われています。
⇧目次に戻るライオンの敵はゾウやワニだけではない
大人のライオンでも、水辺でワニに襲われることや、ゾウの子どもを狙って、逆にゾウの親から襲われる、といったことがあります。
さすがの百獣の王でも、無敵ではないのです。
また、子どものライオンであれば、ハイエナやヘビも脅威となります。
しかし、ライオンの敵は、それだではありません。
ライオンゴロシという草も、ライオンにとって脅威となります。
毒があるの?
いや、ない。
そもそもワシラは草を食べん。
ライオンゴロシ(⇩)は地面に生えています。

そして、トゲのようなものがあり、いったん刺さると簡単には外れません。
ライオンがライオンゴロシを踏みつけてしまい、痛いけれど、抜けないので放っておく。
そのうち傷口が化膿し、痛みで歩けなくなり、狩りができずに飢え死にする。
こういった流れです。
また、無理やり口でライオンゴロシを取ろうとして、口に刺さり、食事ができずに飢え死にしたという話もあります。
ライオンゴロシには、気をつけるんじゃあー。
⇧目次に戻る最後まで閲覧して頂きありがとうございます。

